アフターデジタル-OMOという考え方-

アフターデジタルを読みました。

■内容紹介

現在、多くの日本企業は「デジタルテクノロジー」に取り組んでいますが、
そのアプローチは「オフラインを軸にしてオンラインを活用する」ではないでしょうか。

世界的なトップランナーは、そのようなアプローチを採っていません。

まず、来るべき未来を考えたとき、「すべてがオンラインになる」と捉えています。
考えて見れば、モバイル決済などが主流となれば、すべての購買行動はオンライン化され、個人を特定するIDにひも付きます。
IoTやカメラをはじめとする様々なセンサーが実世界に置かれると、人のあらゆる行動がオンラインデータ化します。
つまり、オフラインはもう存在しなくなるとさえ言えるのです。

そう考えると、「オフラインを軸にオンラインをアドオンするというアプローチは間違っている」とさえ言えるでしょう。
筆者らはオフラインがなくなる世界を「アフターデジタル」と呼んでいます。その世界を理解し、その世界で生き残る術を本書で解説しています。

デジタル担当者はもちろんのこと、未来を拓く、すべてのビジネスパーソンに読んでほしい1冊です。

■目次

第1章 知らずには生き残れない、デジタル化する世界の本質
第2章 アフターデジタル時代のOMO型ビジネス~必要な視点転換~
第3章 アフターデジタル事例による思考訓練
第4章 アフターデジタルを見据えた日本式ビジネス変革

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中国での事例をもとにアフターデジタルのお話が展開されているため、イメージしやすく、とても面白かったです。

学び

OMO(Online Merges with Offline)

オンラインとオフラインを融合し、一体のものとして捉えた上で、これをオンラインにおける戦い方や競争原理として捉える考え方を意味しています。

中国ではこの考え方が一般的になりつつあるそうです。

なぜオンライン企業がオフライン店舗を持つのか

OMOともいわれるように、オンラインとオフラインは既に溶け合って違いはなくなりつつあると考えるのが当たり前なんです。顧客はチャネルで考えず、その時一番便利な方法を選びたいだけ

今まではオンラインとオフラインの役割は明確に違いました。例えばオンラインではユーザーの情報をリアルタイムで取得できるので、その場でユーザーにあった接客もできるし、その情報をサービスの改善にすぐ活かせます。

でも今はオフラインでも常時インターネットに常時接続されているため、リアルタイムに情報を取得できるようになりました。そうなるともうオンラインとオフラインの境目ってなくなりますよね。

そしてユーザーはオンラインで全て済ませたい訳でもないわけです。実際にものを見たい人もいたりするわけですよね。そういうユーザーの状況に合わせるため、オンラインとオフラインを用意している。

そしてどちらも情報を取得できるので、ユーザーに合わせた接客もできるし、その情報を生かしてより良い体験ができるように改善していけるのです。

徹底されたユーザー視点に驚かされました。

面白いのが無人コンビニとかも必ずスタッフがいるらしいです。レジが無くなったりしている無人コンビニなのに必ず人がいるってすごく驚きですよね。

なんでいるのかというとレジとかくだらないことは、ロボットにやってもらい、コミュニケーションなどの接客の部分に人間はリソースを割いているそうです。オンラインでは当たり前だった状況に合わせたポップアップやチャットボットなどの接客をオフラインでは人間がやっているということです。

まとめ

今CXとかユーザーファーストが大事だよねって言われていて、僕も大事だと思うのでオンラインでどうにかできないかといつも考えていました。

でもこの本を読んで自分の視野の狭さ、思考の浅さを痛感しました。

ちょっとこのへんはしっかり考えて、仕事に活かせていきたいですね。